「モニターアームなんて、ゲーマーか株のトレーダーが使うものでしょ?」
「今のスタンドで十分だし、わざわざ高いお金を出して買う必要なんてない」
正直に告白しますと、ほんの半年前まで、私は本気でそう思っていました。デスクの上にドカンと鎮座するモニターの台座を見ても、「これが当たり前」だと信じて疑わなかったのです。
しかし、日々のデスクワークで積み重なる「小さなストレス」と、終わりのない「デスク周りのホコリ掃除」に嫌気が差し、半信半疑でモニターアームを導入してみました。
結論から言います。「もっと早く買っておけばよかった」とこれほど後悔したガジェットはありません。

この記事では、かつて「モニターアームいらない派」だった私が、なぜ考えを改めたのか。そして、実際に導入して分かった「時間を生み出す(Time Hack)」効果について、包み隠さずお話しします。
モニターアームいらない理由を覆した「掃除0秒」の衝撃
多くの人がモニターアームの導入をためらう最大の理由。それは「今のままでも使えるから」ではないでしょうか。しかし、その「今のまま」の状態が、実はあなたの貴重な時間を奪っているとしたらどうでしょう。
私が導入して最初に感動したのは、作業効率ではなく、まさかの「掃除」の劇的な変化でした。
スタンドの脚がないだけで、拭き掃除が一瞬で終わる
モニターに最初からついているスタンド(台座)は、意外と場所を取ります。しかも、台座の裏側やケーブルの隙間には、いつの間にか綿ボコリが溜まっていませんか?
私は以前、週末になるたびにモニターをずらし、絡まったケーブルを持ち上げ、ウェーブやウェットティッシュで必死に拭き掃除をしていました。この作業だけで5分、10分とかかっていたのです。
しかし、モニターアームにしてからは世界が変わりました。
- デスクの上に障害物が一切ない
- サッとひと拭きで端から端まで綺麗になる
- 物を退かすという「動作」が不要になる
この「物を退かす手間」がなくなるだけで、掃除のハードルは極限まで下がります。気づいた時にサッと拭くだけ。まさに「掃除時間0秒」感覚です。常にピカピカのデスクは、座るたびに「よし、やるぞ」という前向きな気持ちにさせてくれます。
ホコリが溜まらない環境が、思考のノイズも消してくれた
「部屋の乱れは心の乱れ」とよく言いますが、デスクの上も同じでした。モニターの脚元に溜まったホコリや、無造作に置かれたペンやメモ書き。これらが視界の端に入るだけで、私たちは無意識のうちにストレスを感じています。
モニターを宙に浮かせ、デスクの上を「何もない空間(広場)」にすることで、視覚的なノイズが完全に消えました。

実際に試してみて分かったのは、「机が広いと、頭の中もクリアになる」ということです。作業スペースが物理的に広がることで、資料を広げたり、ノートを書いたりする余裕が生まれ、結果として仕事の処理速度も上がりました。
「揺れる・面倒・高い」は本当?実際に設置して気づいた誤解
「モニターアーム いらない 理由」で検索すると、よく出てくるのが「揺れるんじゃないか」「設置が面倒くさそう」「価格が高い」というネガティブな意見です。
私も購入前はこの点を一番心配していました。しかし、実際に使ってみると、それらは「過去のイメージ」や「食わず嫌い」だったことに気づきました。
今の製品はガッチリ固定。地震の時も逆に安心だった話
「タイプしている振動で画面が揺れるのでは?」という不安がありましたが、最近のしっかりしたメーカー製のアームであれば、その心配はほぼ無用です。
私が使っているモデルは、ガス圧式でスムーズに動くのに、止めた位置でピタッと固定されます。むしろ、付属の華奢なスタンドよりも安定感が増しました。
実は先日、少し大きめの地震があったのですが、アームでデスク天板にガッチリ固定されているモニターは倒れる心配がありませんでした。スタンド置きだと転倒リスクがあったことを考えると、これは予想外の「防災メリット」でした。
設置は最初の30分だけ。その後の数千時間が快適になる投資
「組み立てや設置が面倒そう」というのも、導入を遠ざける大きな理由です。確かに、重いモニターを持ち上げたり、クランプを締めたりする作業は必要です。
私もDIYが得意な方ではないので、説明書を見ながら30分ほど格闘しました。しかし、考えてみてください。その「30分」の手間を一度かけるだけで、これから先、何千時間というデスクワークが快適になるのです。
これは「時間の投資」です。最初のセットアップさえ乗り越えれば、あとは「好きな位置に画面を持ってくる」という自由が手に入ります。面倒だと感じたのは最初だけで、今では「あの時頑張ってよかった」と過去の自分を褒めたい気分です。
デスクワークの質が変わる。目線の変化で生まれた「集中力」
モニターアームを導入して最も体感できたベネフィットは、やはり「体の楽さ」です。これは単に「楽になる」というだけでなく、集中力の持続時間に直結しました。
猫背卒業。夕方の疲れ方が明らかに違う
付属のスタンドを使っていた頃は、どうしても目線が下がりがちでした。気づけば背中が丸まり、首が前に出る「亀のような姿勢」で何時間も作業をしていました。その結果、夕方になると首が鉛のように重くなり、作業効率がガクンと落ちていたのです。
モニターアームを使うと、画面を「自分の目の高さ」に正確に合わせることができます。背筋を伸ばし、顔を上げた状態で画面を見ることができるようになりました。
この変化は劇的でした。
- 自然と背筋が伸びるようになった
- 呼吸が深くなり、頭がボーッとしにくくなった
- 夕方になっても「もう無理」という体の重さを感じにくくなった
「肩こりが治る」とは言えませんが、少なくとも「悪い姿勢によるダメージ」を未然に防ぐことはできます。体が楽だと、自然と集中できる時間も長くなり、結果として早く仕事を終えることができるようになりました。これぞまさに「タイムハック」です。
画面を動かせる自由さが、マルチタスクを加速させる
「集中したい時は画面を顔に近づける」「リラックスして動画を見たい時は後ろに下げる」「椅子にもたれて作業する時は角度を上向きにする」。
このように、自分の姿勢や作業内容に合わせて画面の方を動かせるというのは、想像以上に便利です。
以前は、画面が見えづらいと自分が体を乗り出して合わせていました。つまり、機械に合わせて人間が無理をしていたのです。しかし今は、機械が人間に合わせてくれます。この主従関係の逆転こそが、快適なデスクワークの正体なのだと気づきました。
選び方のコツ。私が失敗しないためにチェックしたポイント
最後に、これからモニターアームを導入しようと考えている方へ、私が購入時にチェックして良かったポイントを共有します。
安物買いの銭失いにならないよう、以下の3点だけは必ず確認してください。
- 耐荷重と対応サイズ
自分のモニターの重さ(スタンドを除いた重量)が、アームの耐荷重の範囲内か必ず確認しましょう。ギリギリよりも少し余裕があるモデルの方が安定します。 - VESA規格の対応
モニターの背面にネジ穴(一般的には75mmまたは100mm間隔の4つの穴)があるか確認してください。これがないとアームを取り付けられません。 - デスクの天板の厚みと形状
クランプ(万力)で挟み込むタイプが主流ですが、デスクの裏に補強用のフレームがあると取り付けられない場合があります。天板の厚みと奥行きを確認しておきましょう。
まとめ:モニターアームは単なる支えではなく、時間を生み出す投資
「モニターアームなんていらない」と考えていた過去の私に、今なら自信を持ってこう言えます。
「それは単なるモニターの支えではない。毎日の掃除時間をゼロにし、疲れにくい体を作り、自由な時間を生み出すための最強の時短ツールだ」と。
デスク周りがスッキリし、姿勢が整うことで、日々の暮らしに「ゆとり」が生まれます。たかが数千円から数万円の投資で、この先何年も続く快適さが手に入るなら、これほどコストパフォーマンスの良い投資はありません。
もしあなたが、少しでもデスクワークを快適にしたい、自分の時間を大切にしたいと考えているなら、ぜひモニターアームの導入を検討してみてください。きっと、設置した瞬間に「もっと早くやればよかった!」と笑顔になれるはずです。

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