なんとなく増えていた「月額制」への、小さな違和感
「月額数百円だから、まあいいか」。そう思って登録したサービスが、いつの間にかスマートフォンの画面を埋め尽くしていませんか。
映画のサブスク、電子書籍の読み放題、そして使う頻度が減ったアプリの有料プラン。一つひとつは少額でも、積み重なるとそれなりの金額になります。しかし、私が感じていたのは、お財布へのダメージだけではありませんでした。
便利のはずが、いつの間にか「消化しなきゃ」という重荷に
「せっかくお金を払っているのだから、見ないと損」「今月もまだ一回も使っていない」。
そんな小さな焦りが、仕事終わりのリラックスタイムに、音もなく忍び寄っていたのです。便利さを買ったはずが、いつの間にかサービスに「使われている」ような、名前のない違和感が積み重なっていました。
整理のきっかけは、スマホの通知で手が止まった瞬間でした
ある平日の夜、疲れ果ててベッドに潜り込み、何気なくスマホを眺めていた時のことです。
次々と届く「おすすめコンテンツ」の通知。それを見た瞬間、ふと「今の私に、本当にこれが必要なのかな?」と指が止まりました。
情報が溢れているせいで、自分が本当に何をしたいのかが分からなくなっている。そのことに気づいたのが、私のデジタル断捨離の始まりでした。

私が実践した「デジタル断捨離」3つのマイルール
無理に全てをやめるのではなく、自分の機嫌を損なわない範囲で、以下の3つのルールを試してみました。
①「今月一度も使わなかったもの」をフラットに見つめる
まずは、クレジットカードの明細やアプリのサブスク一覧を書き出してみました。ポイントは「いつか使うかも」という感情を一度脇に置いて、「この1ヶ月で、私の心を動かしてくれたか?」という基準で眺めてみることです。
② 代替手段があるものは、一旦「お休み」させてみる
「いつでも再開できる」のがサブスクの良いところです。だからこそ、迷ったら一度解約してみることにしました。必要になったらまたその時に考えればいい。そう思うだけで、解約ボタンを押す指が少し軽くなりました。
③ 浮いた3,000円を「未来の自分」の充実に充ててみる
結果として、月に約3,000円分の固定費が浮きました。このお金をただ貯金するのではなく、少し良いコーヒー豆を買ってみたり、読みたかった紙の単行本を買ってみたりと、「手触りのある体験」に回すようにしました。
数字の変化よりも大きかった「脳のノイズ」の減少
実際にサブスクを整理してみて驚いたのは、節約できた金額以上に、頭の中がスッキリしたことです。
選択肢が減ることで、夜の10分が穏やかになった
「何を見ようかな」と動画の海を彷徨う時間が減り、今の自分に必要な情報だけが目に入るようになりました。選択肢をあえて減らすことが、これほどまでに脳を休めてくれるとは思いませんでした。
情報という「ノイズ」が消えたことで、寝る前の10分間が、自分自身の心と向き合う穏やかな時間に変わっていった気がします。

暮らしを「引き算」で整える、私なりのタイムハック術
「時間を生み出す」というと、何か新しい時短ガジェットを導入したり、効率化を極めたりすることを想像しがちです。
でも、今の私にとっては、「余計なものを持たない」「不要な選択肢を捨てる」という引き算の習慣こそが、最も効果的なタイムハック術でした。
まとめ|正解はないから、自分の「心地よさ」を優先していい
デジタル断捨離は、魔法ではありません。これだけで人生が劇的に変わるわけではないかもしれません。
それでも、自分で自分の時間をコントロールしているという感覚は、日々の暮らしにささやかな自信と余裕を運んでくれました。
もし、今の生活に「なんとなくの忙しさ」を感じているなら。ほんの少しだけ、身の回りのデジタルな繋がりを整理してみるのも、一つの手かもしれません。
※以下は「安心感を補助する選択肢」として参考にしたものです。無理に取り入れる必要はありません。


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